財政法叢書

財政法叢書は、日本財政法学会の機関誌です。

「財政の法的統制-憲法・財政法の70年」が通巻35号、「負担金と租税をめぐる財政法学的研究」が通巻36号、「PFIの動向と財政法」が通巻37号となります。
通巻38号および通巻39号は、合巻「パンデミックによる社会変容と財政法学」という形で刊行しました。
このたび、通巻40号「予備費」が刊行されました。

財政法叢書35号 財政の法的統制――憲法・財政法の70年 176頁 2021年12月刊
はじめに…日本財政法学会事務局
I シンポジウム・財政法70年
1 財政法70年に思う…碓井光明
2 日本国憲法・清宮四郎・財政法…石川健治
3 日本国憲法の平和主義と財政法の課題…隅野隆徳
4 沖縄が置かれる財政環境の歴史的展望…岩垣真人
討論
II 書評
『財政規律の研究-ドイツ憲法上の起債制限』(石森久広著、有信堂高文社)…評者 上代庸平

財政法叢書36号 負担金と租税をめぐる財政法学的研究 210頁 2023年11月刊
はじめに…日本財政法学会事務局
Ⅰ シンポジウム・負担金と租税をめぐる財政法学的研究
1 日本における負担金と租税をめぐる法的分析…森稔樹
2 租税・社会保険料・自己負担と自己責任主義の社会保障…高端正幸
3 アメリカにおける「負担金」か「租税」かをめぐる財政法学上の課題…石村耕治
4 租税を使わない国家・序説-アメリカ・ドイツのビジネス改善地区(BID)と日本の受益者負担…田尾亮介
討論
Ⅱ  講演
EU法における過大な政府債務の削減とポーランド法制への影響…アントニー・ハナッシュ、パウエル・シチェスニア(訳:石村耕治)
Ⅲ 書評
『自治体財政の憲法的保障』(上代庸平著、慶應義塾大学出版会)…評者 森稔樹
Ⅳ 特別記事
・理事長の任期を終えて…甲斐素直
・理事長就任にあたって…柏﨑敏義

財政法叢書37号 PFIの動向と財政法 164頁 2024年7月刊
はじめに…日本財政法学会事務局
I シンポジウム・PFIの動向と財政法
1 PFIの法的課題…板垣勝彦
2 地方公営企業と官民連携…宇野二朗
3 イギリスにおけるPFI事業からの撤退…庄村勇人
4 PFIの長短と地方財政…竹林昌秀
討論
II  講演
会計検査院の任務とガバナンス―国民目線の決算検査報告であるために― …小林麻理
IIII 海外訪問報告
ポーランド最高行政裁判所訪問記…柏﨑敏義

財政法叢書38・39号 パンデミックによる社会変容と財政法学 252頁 2024年8月刊
はじめに…日本財政法学会事務局
【38号】
I シンポジウム・パンデミックと財政法学
1 新型コロナ対策にみる義務的補償と政策補償…板垣勝彦
2 ウィズ・コロナ時代の財政法-コロナ危機下のドイツにおける『財政法』像との比較から…上代庸平
3 アメリカのパンデミック対策と損失補償訴訟…石村耕治
討論
II 個別報告
地方の「基金力比率」と「資金力比率」-「地方財政白書」と「香川県行財政要覧」による検証から…竹林昌秀
III 特別記事
追悼文 小林直樹先生のご逝去を悼んで
【39号】
I シンポジウム・コロナ下の社会変容と財政法
1 日本のデジタル社会形成と財政法学…伊藤悟
2 税理士の目から見たコロナ支援金…阿部徳幸
3 コロナ下のICT教育環境整備に関する財政的課題…鎌塚有貴
討論
II 日本財政法学会研究奨励賞受賞報告
最低生活保障の方途-日本財政法学会研究奨励賞受賞に寄せて…松本奈津希

財政法叢書40号 予備費 98頁 2024年11月刊
はじめに…日本財政法学会事務局
I シンポジウム・予備費
1 財政法学会第41回大会の企画について…伊藤悟
2 コロナ禍で増大した予備費の計上…藤井亮二
3 予備費と予算中心主義…片桐直人
4 財政民主主義における予備費の課題─政府のスチュワードシップとアカウンタビリティの観点から…小林麻理
コメント…竹林昌秀
討論
II 特別記事
追悼文 吉田善明先生のご逝去を悼んで

 
財政法叢書34号 政治活動と財政法
財政法叢書33号 地方創生と財政法
財政法叢書32号 少子高齢化の財政と法
31号以前の財政法叢書

記念出版物